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“バイリンガル”と称する日系人子弟

日系人就労者が定着する一方、その子供たちの中には義務教育のほぼすべてを日本で受けている者も増えてきており、一部は高校にも進学して中には大学にも行くようになった。しかし、全体として中卒、高校中退が大半で小学校の一部を本国で受講した子がまだ多いと言える。親とのコミュニケーションや日常会話は母語(スペイン語若しくはポルトガル語)で行うのが常であり、多少日本語も交えることがある。ほとんどが日本語の方が「母語」になりつつあり、日本で生活する以上日本語でのコミュニケーションがメインになってくる。

  こうした若者が最近各地で「通訳」の仕事もするようになり、自治体が開催するイベントや交流会でもその存在が目立つようになったのである。しかし、「ネィティブスピーカー」というふうに紹介されても肝心の母国語の能力も乏しく、日本語も中途半端であり、ちょっと難しい表現や文書は把握できないと言う。また、理解できてもそれをスペイン語に「通訳」できないのである。母語でのボキャブラリー力が完全に不足しており、母国に置いての関連知識(歴史、地理、社会、習慣、伝統等)もほとんどないという。また日本に対する理解度も十分とは言えず、就職や職業上のスキルアップにはもっと基礎を固めねばならないと、教育関係者は警鐘している。せめて高校をきちんと卒業し、短大か専門学校に進学し、日本の社会常識等ももっと理解することが必要である。

  愛知万博のような国際的なイベントにもこうした日系人の「通訳」が多数雇われたが、あまりにもレベルがひどいということで一回限りで姿を消した者も多数いる。今後はこうした「ネイティブ」はもう雇わないとされており、他の仲間への影響も出始めている。数少ないチャンスを無駄にしてしまったのである。もちろん、こうした人材を紹介・派遣した企業に一番の責任があるが、引き受けた「ネイティブ日系人」にも自覚の無さが目立つ。

通訳になるためには、学歴だけでは不十分で調整能力や知識豊富に基づくコミュニケーション能力が要求される。言葉の置き換えですまされるものではなく、相手が伝えたいメッセージや気持ちも時には伝えなければならない。時には別の言語や文化圏には存在しないことも伝えなければならないのである。意訳するだけではなく、適切な説明を入れながら相手に通訳しなければならないこともある。日本人の大学生たちは、スペイン語の通訳になるためにスペインや中南米諸国で数年勉強を重ね、中には現地法人で仕事の経験もし、とにかく勉強するのである。日本国内でも語学学校や通訳訓練学校に通い、とにかく通訳のノウハウを身につけることに必死である。できる仕事からスタートし、地道にステップアップするのである。 現在は、大学院レベルでもこうした通訳者育成コースもでき、技術的なことも含めて高度な教育を受けることができるようになった。また、私立の訓練学校も存在する(ISS通訳研修センターや日西翻訳研究塾等)。それでも、バイリンガルになるまではかなりの年月と経験が必要で、市場から認められるのはほんの一部だけである。

スペイン語情報誌「MUSAHI 」No 49 2005年8月?12月号
c J.Alberto Matsumoto-IDEA NETWORK

 
 
 
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