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月刊スペイン語情報誌「MUSASHI」 2001年3月-第14号
- 年金のことを真剣に考える

- 国民健康保険について

- 個人事業や間接雇用の外国人労働者

- 社会保険のメリット       

- 健康保険の給付   

- 年金の給付           

- FOODEXを散歩して考えたこと

外国人労働者のほとんどが年金(社会保険の厚生年金もしくは国民年金)に加入していない問題は、労働者の意識や制度の内容を理解していないという部分もかなりあるが、実際、その理由はもっと深く複雑である。日系人労働者たちも、ほとんどが労働者派遣法上無許可の人材派遣会社を通じての間接雇用であるため、社会保険への加入は、派遣先の工場や企業の社会的な責任逃れも助長して、まず無理である(このことをあまりブローカーに要求すると契約を更新されなかったり、新しい職場を紹介してくれなかったりするので事実上限られた職を失う)。出稼ぎ労働者は短期目的(稼いでお金を貯め、本国に送金すること)を優先するため、年金のように長期的な保障制度には関心をなかなか示してくれない。しかし、最近は、定住指向が目立ってきているため一部の日系人たちには大きな変化がみられる。いずれにしても、外国人たちには、年金の受給者として「カラ期間」が認められていないため、絶対に最低限の25年間の納付期間をクリアしていないと、受給資格を得られないということを各相談窓口などで明確に説明しなければならない。また、行政側としてもこの制度的な区別を(結果的には制度的な差別になってしまっている)是正する時期を迎えている。

そう遠くない将来、多くの外国人労働者が無年金状態にならないためにも、今の現状を踏まえて、せめて国民年金への加入を高める必要がある。しかし、これと平行して、歪んだアンダーグランド的な雇用環境の是正も急務である(一つは、派遣法上認められていない単純労働者の派遣を認めて、派遣元の脱法行為を取り締まり、厳しく規制することである)。

 
 
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