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月刊スペイン語情報誌「MUSASHI」
2001年10月-第21号

- 友人や親戚間でのお金の貸し借り。借用書の重要性         

- 高卒出来なかったことに後悔する若者

- 労働裁判が10年で三倍に増加

- 西谷 輝隆氏の経歴

友人や親戚間でのお金の貸し借り  

お金は借りない方が良いのだが、状況によってはやむを得ず一時的に借りなければならない事態というのは時にある。以前から、日系人同士ではお金の借り貸しはかなり頻繁に行われており、トラブルに発展しているケースもここ数年外国人相談窓口などでも記録になっている。  渡航費の立て替えや予期しなかった入院負担、車の購入や小ビジネスへの資金の工面等、理由は様々であるが、ほとんどの場合、親戚同士や職場の同僚等に借りているケースが多いようである。しかし、書面にしている借用書、若しくは連帯保証人や執行認諾約款付き公正証書の「金銭消費貸借契約書」を締結していることは殆どないのが債務者の責任や返済条件が不明にしている。少ないとはいえ、借金の支払い問題で親戚や兄弟同士で傷害事件にまで発展してしたという悲惨なケースもある。中には、日本語もあまり理解できないというのに「サラ金会社(町金融)」に借りてしまい、支払いの遅れによって遅滞金等の加算によって借りた金額の何倍も払う羽目になってものもいる。いずれにしても、金利も「利益制限法」というのがあるので、それ以上を越えて徴収してはならないことになっている。  

お金をどうしても借りる場合は諸条件や借り主の支払い能力を明確にする必要がある。

高校も卒業できなかったことで後悔している若者  

文部化学省の委託で大阪市立大学の研究グループ(森田洋司教授)が実施したアンケート調査では、中学時代から問題をかかえて高校に進学しても無事卒業しなかった又は不登校になった若者の36%が後悔していると報告した。また、進路先について希望通りでなかったと答えたのが56.5%で、進学も就職もあまり満足のいくものでなかったことが明るみになった。  

さらに高校進学者の中退率が37.9%と高い率を記録しているのが大きな懸念材料になっている。  出稼ぎ日系人の子弟教育問題も最近クローズアップされているが、昨年、愛知県豊橋市のNPO法人「フロンテイアとよはし(伊藤育雄 代表)」が実施した調査では、日本の小学校には半分しか通っておらず、中学校には3分の1にしか行っていないという結果を発表している(外国人登録者数の年齢者層と実際通っている児童数によって割り出したもの)。たしかにブラジル人子弟の2?3割ぐらいはブラジル学校のようなものに通っているようだが、両親の転職などによって継続した教育を受けていないのが現状である。ペルー人の場合はスペイン語でペルー教育省認定の通信教育を受けているものもいる。しかし、母国語で教育を受けてもレベルはあまり高くなく本国に帰っても希望通りの専門学校や大学には進学できないというのが実状で日系人就労者の家庭内ではフラストレーションが高まっている。  

愛知県や静岡県、三重県、長野県等の日系人が集中して居住している地区や自治体では、不登校日系人青少年の非行(無免許運転、交通事故、傷害事件、覚醒剤、未成年売春等)が大きな社会問題になっている。  

親の意識改革や地元の教育関係者、母国語教育に関係している学校責任者や市民団体、そして本国の日系人団体(日本人会)等の協力によって対策を考え、対応する必要がある。 賃金未払いや退職金のトラブルで労働裁判が増えている  ここ10年で長引く不況や労働者たちの権利意識の高まりによって賃金未払いや退職金の支払いにトラブルに対して雇用主(会社)を裁判で訴えるケースが増えている。1991年に662件だったのが、96年には1.525件になり、昨年の2000年には2.063件までに増加した。裁判になると弁護士費用や長い審理期間が大きなネックになるが、裁判所の方も労働者の生活に深く影響する権利主張であるため、できるだけ優先的に審理を進めているようだ。でも、地裁の平均審理期間は現在でも13.6月かかっているそうだ。  申立人の参考のために、最高裁は今年の6月からホームページに労働裁判の主な判例も公開している。 http://www.courts.go.jp/  自治体の労働局や労政事務所、全国の労働基準監督署では分かりやすい裁判手続きを解説したパンフレットを配布している。

西谷輝隆ホセ:西谷氏は1926年ペルー共和国リマ市で生まれたが、17歳の時に第二次世界大戦が勃発したことで、収容所に送られていた日本国籍の父親のもとに出国を余儀なくされた。  

終戦後、日本に来ることを選択しアメリカで学んだ英語力で通訳の仕事をした。その後、宝石輸入の仕事に携わり頻繁に中南米諸国へ行くことになった。引退後、スペイン語の塾を開き現在に至る。故Montse Watkinsさんとも親交があった関係で、90年代から日本に出稼ぎ目的で来日していた南米諸国の日系人のために又は日本の伝統文化をスペイン語で広めるために"Leyendas de Jap溶 (日本の童話)"を1996年、そして"R誕se en japon市(日本人の笑い話)"を1997年に発行した。

"アルゼンチンの経済及び農業情勢について"という題で9月20日、岐阜県及び国際農業研究会の主催で岐阜県の蛭川村で講演した。日本の低い食料自給率(40%)を少しでも緩和するために、岐阜県は独自の「食料供給計画」目標を設けており、その一環としてアルゼンチン等での農業経営を提言している。こうしたアイデアに基づいて、食料関係の民間会社数社と個人出資者がギアリンクスという会社が設立された。県民の意識を高めるため、アルゼンチンという国や現状を紹介するために今回の講演が行われた(講師は編集長の松本J.Alberto)

 
 
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