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アルゼンチンおすすめ観光スポット 11〜12月には、パタゴニアへ
CALAFATE & PENINSULA DE VALDEZ

荻村 昌代(会報Argentina 第42号、2003年10月-(社)日本アルゼンチン協会)

11月・12月といえば日本は寒い時季ですが、季節が逆のアルゼンチンでは、この夏の間だからこそ観光できる地域があります。南部のパタゴニアです。今回は、その中から代表的な観光スポットであるカラファテとバルデス半島をご紹介します。
(注:文中の航空便時刻等については変更することがありますので、最新情報は各人でご確認下さいますようお願い致します。)
 
=パタゴニア地域についてPatagonia=
  南米大陸のほぼ南緯40度以南をパタゴニアとよびます。面積はチリを含め日本の約3倍。アルゼンチン側はパンパ(大草原地帯)が広がり、年間を通し強い風が吹きつけます。1520年マゼランが、大西洋と太平洋を結ぶベーリング海峡を世に伝えましたが、当時の先住民の足が大きかったことからPATA足+GON大きい=PATAGONIA大足族の地と名づけられました。近代、羊毛業などが発展する一方で、西洋から持ちこまれた病気や環境変化により先住民はほとんど姿を消してしまいました。現在は牧畜・石油の産出・漁業が経済基盤となっていますが、観光業も盛んで大自然を求めて多くの人が訪れています。

=カラファテCalafate=
カラファテはアルゼンチン湖に面した小さな村で、その名の由来は低い潅木calafateにあります。ここが、60万haに及ぶ氷の塊「氷河国立公園」Parque Nacional de Los Glaciaresへの観光の基点となっています。氷河国立公園は1981年にユネスコの世界遺産に認定されました。ここに、ペリート・モレノ氷河、ウプサラ氷河、ピエドマ氷河等があります。

南米大陸南端に近いこの地域では、夏季とはいえ気温は5〜10度位。また夜の10時位にならないと外が暗くならないので、一日が長くなったように感じます。夕食時間が遅いこの国でも、日暮れ前に夕食時間になるわけです。
*アクセス* 

カラファテには、ブエノスアイレスからリオ・ガジェゴスへ空路で入ります(直行で約3時間)。リオ・ガジェゴスからカラファテへは、バスで約5時間。広大な草原を眺めながらの旅も楽しいものです。

  ・アルゼンチン航空 Aerolineas Argentinas | Tel: 0810-222-86527
     ブエノス発→リオガジェゴス 2便/日 5.25発、15.55発 往復$335〜$600
  ・ラデ空軍航空 LADE | Tel: 0810-810-5233
     ブエノス発→リオガジェゴス 週2便(月)及び(金) 8:00発. 往復 $ 257

*見どころ*
1)ペリート・モレノ氷河Glaciares de Perito Moreno
  カラファテ市内から85km、車で約2時間。マガジャネス半島Peninsula Magallanesを回り込んだ所に見えるのがペリート・モレノ氷河です。半島の南西部にある展望台から湖を隔てて見えるその氷の塊は、幅5km、高さ60〜100mにも及び、光の屈折の関係で氷河独特の青白い色をしています。この静寂の中で夏は時折、巨大な氷河の柱がガッシャーン、ゴゴーンという轟音と共に湖に崩れ落ちますが、その度に自然の神秘的な力を感じずにはいられません。ペリート・モレノ氷河へは、ツアーかタクシーを利用します。また、カイゼンをはめて氷河の上を歩くトレッキング・ツアーも体力のある人にはおすすめです。。

2)ウプサラ氷河 Glaciar Upsala
  ペリート・モレノ氷河から北西に約60kmにある、この地域最大の氷河です。幅5km、高さ100m、長さは約80kmにも及びます。カラファテから約50km、バンデラ港からウプサラ氷河を観光する船が出ています。

3)クエバ・デ・ラス・マノス(手の洞窟) Cuevas de las Manos
  州北部のペリートモレノ方面にいける方におすすめです。ペリートモレノから167kmのところにCanadon del rio Pinturasというところがあり、そこには約9,370〜3,000年も前の人々が残したと思われるの手の型が沢山見られる洞窟があります。手の他にも、この地に生息するグアナコ(ラクダの一種)や人々の生活の様子が赤、黄、黒等の色で、生き生きと残されており、考古学的にも重要なこの洞窟はユネスコの世界文化遺産にも指定されています。ペリート・モレノから日帰りのツアー(所要6時間、$50)もあります。

*宿泊*
  カラファテの宿泊は30室以下のこじんまりしたホテルや、カバーニャcabanaというバンガロータイプがほとんどですが、沢山あります。
   Bahia Redonda:ツインルーム1室、一泊$70
   Vientos del Sur:ツインルーム1室、一泊$48 など

=バルデス半島 Peninsula Valdes=
  バルデス半島はChubut州にあり首都から南へ約1400km。大西洋側に突き出た半島です。何と言ってもペンギン、オタリア、ゾウアザラシなどの野生動物が間近かに見られるのが魅力!1935年政府が国際保護条約を結びこれらの動物の保護に努めており、1999年ユネスコの世界遺産にも指定されました。特に夏季はこれらの動物が見られる時期です。ベストシーズンは、鯨9〜10月、ペンギン9〜3月、ゾウアザラシ9月頃、オタリア2月頃。バルデス半島への日帰りツアーは、トレレウまたはプエルトマドリンから出ています。
*アクセス* 
  ブエノスアイレスからトレレウまで空路で約2時間。
     ・アルゼンチン航空Aerolineas Argentinas | Tel: 0810-222-86527
       ブエノス発→トレレウ行 毎日運行 平日3便/日、土日4便/日
その他、ブエノスアイレスからプエルトマドリンPuerto Madrin行きの航空便もあります。
陸路(長距離バス)は毎日運行、約26時間。

*動物別見どころ*

1)ミナミゾウアザラシ
  体重1tもの雄がハーレムを作ったり、子供が生れたりする時期は9月中旬から11月ころ。プンタ・ノルテ(半島北端)からプンタ・セロ(半島東側)までは生息地が広がっています。特にプンタ・デルガーダ(半島南東)やカレタ・バルデスでは、浜辺近くまで降りて見られます。その他プエルト・ピラミデスなど。

2)マゼランペンギン
  一番のおすすめは、半島内ではありませんがトレレウから南へ120km程にあるプンタ・トンボというペンギン保護区です。9〜3月は、何万羽のペンギンの大群が見られますが、3月はブラジル沖合の方へ移動するので数は減ってしまいます。ペンギンには1mくらいまで近づけますが、あまり近寄ると怒ってしまいます。砂地に1m位の穴状の巣が沢山あります。プンタ・トンボへは所要5時間程のツアーがトレレウやプエルトマドリンから出ています。
3)セミクジラ
  ヌエボ湾に面するプエルト・ピラミデスから観光船が多く出ています。ピークは9月から10月。鯨の位置を確認して出航するので、ほぼ100%巨大な鯨を見ることができます。

4)その他の動物
  オタリアは、カレタ・バルデスやプンタ・デルガーダで見られます。シャチは、オタリアやゾウアザラシの子を襲うため時期により岸に近づきます。

*他の観光スポット*
  トレレウTrelewは、1865年入植したウェールズ人(英国)によって開拓されたため、ウェールズの影響を残した建物が見られます。またトレレウ東方18kmにあるガイマンGaimanにはウェールズ移民の末えいが暮しており、数軒のティールームCasa de Teでは、英国式の本格的なおいしい紅茶とお菓子が頂けます。紅茶を頂いていると、アルゼンチンではないような気がします。
*宿泊*
星ランク別の宿泊一覧が参照できます。
http://www.lanacion.com.ar/

*参考*
Chubut州政府のHPは下記。かなり詳しい地図も出ています。
http://www.chubutur.gov.ar/
その他パタゴニア関連のサイトは以下。
http://www.comunicamadryn.gov.ar/infogral/index.htm
http://www.calafate.com/
http://www.losglaciares.com/

 
 
 
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