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「年末のブエノス:観光客であふれる」

松本 J. アルベルト (会報Argentina 第43号、2004年1月-(社)日本アルゼンチン協会)

ドルに対してペソが安くなっていることで物価も安くなっているが、こうした要素とブエノスアイレスの魅力が多くの外国人観光客を寄せている。昨年10月頃から数十万人単位で周辺諸国から来ているが、11月には約65万人が到着、12月には80万人を超えたと発表されている。6割近くが近隣諸国(23%がウルグアイ、チリが13%、ブラジルが10%)からであり、22%がヨーロッパ諸国(スペインが8%)、アメリカやカナダから8%等である。市内での平均宿泊日数は6.5泊であり、1日の最低支出がおよそ70ドルとされている(宿泊も3星から4星がメインで一泊約30?40ドル)。

5星ホテルも70%以上の稼働率を記録し、全体としてホテル業界は潤っている(高級ホテルでも平均料金が下がっており、100ドル相当の水準になっている。交通の便利が良い都心部の4星ホテル等は年末は満室状態であった)。

市観光当局によると、夏休みシーズン(12月?2月)だけでも150万人の外国人観光客が訪れるとみていることで、観光客に親切に対応するようキャンペーンも行っており、懸念の治安維持には同市を管轄している連邦警察官600人を増員してレストラン等を重点的に警備している(12月のはじめ、高級住宅街でレストラン強盗が発生したことで配備されたとのこと)。

一方、市内に住んでいるporte撲(ブ市民)たちは、クリスマス明けに多くが夏のリゾート地に向かった。マルデルプラータをはじめ周辺ビーチやコルドバ(中部)、ミシオネス(北東部)、サルタ(北部)等へのバスや列車はすべて満席で、30日当たりは、ブエノスアイレスのレティーロバスターミナルからは1.600台の大型バスが各地方に出発した。一日に5?6万人が市をでたという計算になる。

今年は海外に出たアルゼンチン人も多く、特にブラジルへの旅行が目立つ。経済危機以前は年間100万人以上が行っていたが、その後は半分以下に減り、それでも2003年には60万人に回復したとブラジル観光当局は推定している。半分近くが車で国境を越えるため、出入国の通過点には3キロ余りの車の行列ができるほどである。ブラジルも通貨レアル安で物価が安くなっており、普通のビーチリゾートで過ごすのであればアルゼンチンで過ごすよりも安く過ごせるということである。また、アルゼンチン人観光客の方が(ブラジルで)ブラジル人観光客より(アルゼンチンで)2倍以上お金を使うという調査結果も報告されている。

参考:ブエノスアイレスを訪れる外国人観光客の注目は、歴史的建造物が多い市内観光や牛肉レストラン(パリージャ)での食事、映画館や劇場での観賞である。文化都市として、市内には映画通り(ラバージェ通り)と劇場通り(コリエンエス大通り)があるが、特に中南米諸国からの観光客は演劇やミュージカル、大型コンサートを最も楽しみにしているという。

そうした中、1月に入ってコロン劇場で大掛かりな修復工事がはじまった。内外の工事で11カ月にも及ぶものだと関係者は話している。70年代にも拡張工事を行っているが、1908年の建設以来もっとも大掛かりな工事である。内部は、火災防止装備や舞台の自動移動装置の設置、職員食堂、カフェテリア、ショップ、チケット販売窓口等の改装を行うことによってもっと使い勝手の良い文化施設にするとされ、市民や観光客への場内ガイドサービスも更に充実した内容になるようである。

余談であるが、今年度のプログラムは全て予定通り行われると発表されている。
http://www.teatrocolon.org.ar/

 
 
 
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