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サッカー:アルゼンチン代表チームの来日

(社)日本アルゼンチン協会会報「Argentina」第39号、2003年1

昨年のワールドカップでは優勝候補で人気者であったアルゼンチン代表チームは、まさかの1次リーグ戦で敗退してしまい、残念な結果に終わった。南米予選では、トップで出場権を獲得したビエルサ監督もその無念さを帰国後の記者会見で話している。しかし、同年8月頃、亜国サッカー協会(FIFA)は6月30日で契約が切れていたビエルサ氏を再度監督に任命したのである。11月20日のキリンチャレンジカップでは、日本と対戦するために来日した代表チームはW杯のメンバーとほぼ同じだった。63.700の観客席を有するアジア最大のサッカー専用競技場「さいたまスタジアム」は満杯になった。多くの日本人は日本代表チームを応援すると共にアルゼンチンチームがどのような感動と興奮を与えてくれるかに期待した。前半は、日本のチームがかなり良いプレーをみせ優勢だった。後半、ちょっとの油断で、アルゼンチンが連続して2点を入れた。

しかしスタジアムに来ていた数少ないアルゼンチン人サポーター、そして本国で観ていた国民は当然の結果としかみなかったのである。現地のメディアやサッカー関係者もあまり盛り上がっていない様子であった。 それは、監督が再任されても目玉商品(新しい選手)もなく戦術の変化もなかったからである。また技術的にもあまり魅力的な試合ではなかったと多くのサッカー関係者はコメントした。このような親善試合はレベル向上に役立たないと書いた記者もおり、唯一のメリットはAFAに90万ドルのキャッシュが入っただけだと厳しい指摘をしているものもいた。

今のアルゼンチンでは、経済情勢の影響もあって地方の2部のチームをはじめ名門でさえ破綻するケースが見られる。サッカーファンたちは、クラブの不透明な運営・経営、幹部の汚職、利権がらみの不正にうんざりしているのが実状で、「前と同じもの」と「結果を出せないもの」にはかなりしらけており、よほど新鮮で爽快なプレーを披露しない限りヨーロッパで活躍している選手の代表チームのことであっても関心は薄いようである(時差の関係もあって現地での放送は午前7時半からであったが、このために大型スクリーンを用意したカフェーやバーでの観戦者が非常に少なかったというのが証である)。再スタートしたビエルサ監督の試練はこれからであり、現地で調達した若い選手の育成と世代交代を含めたチーム作りが大きな課題だと報じられている。    

 
 
 
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