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アルゼンチンの蜂蜜 Miel de la Argentina

松本 J. アルベルト(会報Argentina 第42号、2003年10月-(社)日本アルゼンチン協会)

最近、大手スーパーマーケットで「アルゼンチン産はちみつ」が見られるようになった。以前からも入っており、しかし、その多くは中国産等のと混ぜたものであったため、高級蜂蜜それも、例えば「レモン花アルゼンチン蜂蜜」として販売されているものはあまり見かけなかった。

在京アルゼンチン大使館の統計によると、ここ数年、日本への蜂蜜の輸出がかなり増えており、金額ベースでは倍以上である。2001年の輸出額は224万ドルであったが、2002年には465万ドルにまで伸びている。ただ、ほとんど日本で瓶(ポリ容器)詰めされているのが現状である。

アルゼンチンには2万5千の養蜂家が存在しているが、ほとんどが零細事業で所得もかなり低いとされている。国内市場だけでは良い収入が見込めないため、ここ20年の間多大な経営努力を行って生産性を高めてきた。2000年には、8万8千トンも輸出し、そのうち約3万トンがアメリカ市場向けだった。

しかし、米商務省は、亜国は価格のダンピングで“不正貿易”を行っていると認定し関税を33%にまで引き上げてしまった(同じ時期に中国の蜂蜜に対しても同じ決定を下し184%の関税を課した)。戦後からアメリカは自国の養蜂業を補助金や様々な優遇措置で保護してきたが、アルゼンチンや中国の養蜂家が国際的にも競争率を上げてきたことへの対抗措置とみる専門家もいる。

貿易の自由化を求めるアメリカは、全世界各地の蜂蜜生産者に大きな打撃を与えており、アルゼンチンではそれ以来、高級はちみち(花の指定)の生産に乗り出している。品質も価格も日本から見ても十分に競争できる商品だが、現時点ではそのほとんどが樽での輸出であり日本で最終商品として瓶詰めされている。それは、日本人が好むサラッとした蜂蜜を提供するためであり、あまり甘くないようにするためだとされている。

 
 
 
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