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「ビエルサ外相来日」 Canciller BIELSA en Japon

松本 J. アルベルト(会報Argentina 第43号、2004年1月-(社)日本アルゼンチン協会)

2001年末の経済危機以来、そして昨年5月25日に就任したキルチネル政権誕生後はじめての閣僚ラファエル・ビエルサ外相が昨年の11月、三日間の日程で初来日した。滞在中、川口外相をはじめ、ジェトロやJICAの理事長、二国間関係に関わっている財界トップ等とも会談した。

川口外相との会談では、亜政府保証の債券所有者への支払大幅削減問題や70年代軍政権時代の日系人行方不明者問題等について意見交換が行われた。ビエルサ外相は、すべての債券者に公平な対応を約束すると話すと共に、行方不明者に対しては亜国議会が刑事訴追免除法を無効にしたことで当時の状況の事実解明に力を注いでいると述べた。

また、日本の個人債権者の多くは年金生活者であるため、同外相は、「アルゼンチン国は、我が国を信用して老後のために債券を購入してくれた日本の方々にお詫びをしなければならない。我々としてもとても気の毒に思っている。アルゼンチンは、この問題を何とか解決しなければならない。」と述べた。

アルゼンチンは経済の再建と復活の機会は輸出と投資にあると位置づけており、外相滞在中に都内で米州開発銀行IDB-東京事務所主催で「アルゼンチンセミナー」が開催された(28日午後3時)。外相は体調不良で欠席されたが、タイアナ副大臣の挨拶からはじまって、通商担当のレドラド長官の講演によって同国の現状および国際経済関係の展望が詳細に説明された。

29日、京都へ移動しその後関西空港から中国へ発ち、北京そして上海を訪れ、両市でも同じような日程でセミナーが行われた。

中国は、現在アルゼンチンが輸出している大豆の30%(7百万トン)を購入しており、重要な輸出先となっている。今回の訪問はこうした経済関係を強化すると共にバイオテクノロジーや自動車部品、鉄鋼等輸出品目の多様化を図る目的もあった。また、まだ交渉中ではあるが、アルゼンチン航空の直行便開始を今年の5月か6月に予定しているとされ、その際キルチネル大統領が訪中することになっているようだ。一方、その前に温家宝首相のアルゼンチン訪問も地元メディアでは伝えられており、南極訪問も予定されているようである。

こうした期待の中、12月16日、ブエノスアイレスに福建省の経済ミッションが訪れ、大豆や食品の買い付けを含めて、環境保全技術に対する技術協力についても話し合いがもたれた。
     (編集部 (c)JAM)

注)2003年の中国への輸出は前年比57%増で21億ドルに達した。輸出先として5位から3位になったことで、政府も中国を戦略的なパートナーとして位置づけている。

 
 
 
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