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松本 J. アルベルト(会報Argentina 第43号、2004年1月-(社)日本アルゼンチン協会)
昨年の11月5日、日本貿易振興機構-JETROの主催及び在日アルゼンチン大使館の後援で「アルゼンチンワインセミナー」が開催された。中堅のワイナリー6社が来日し、このセミナーでは自社ワインを紹介すると共に試飲会をセミナー当日と次の日、二日間にわたって実施した。
セミナーでは、アルゼンチンワインに精通している田辺由美女史が同国ワインの魅力と可能性について講演し、他の各ワイナリーの代表は、栽培技術や醸造技術、マーケティング戦略や生産地メンドーサ等について述べた。試飲会では、約50種類のワインが紹介された。マルベック、メルロー、カベルネソービニョン、シャルドネー、シラー、ピノヌアール、タナ等、非常に品質の高いワインであったと参加者は話していた。6社の内、5社が既に北中南米、欧州、東南アジア等に輸出しているが、Bodegas Salenteinのみが日本市場での実績を持っていた。
ジェトロの柳田氏によると、本セミナー及び試飲会には約150人が参加しており、品質の高いワインであったため、高い関心を示してくれたところもいくつかあったようである。
アルゼンチン側は、代理店もしくは輸入業者(商社)の獲得を大きな目標として来日したが、現市場の飽和状態、事前の勉強不足等によって期待したほど大きな成果は得られなかったようである。
しかし、この事業には、「アルゼンチン&ウルグアイワイン買付ミッション」が今年の2月に予定されており、両国の有力ワイナリー数社を訪問するほか、現地での商談設定も予定していることで、新たな可能性と市場開拓は始まったばかりである。 (編集部(c)JAM)
注1)アルゼンチンは世界で第5位のワイン生産国。主要生産地は、メンドーサ、サンファン、ラリオハ、サルタとリオネグロ州。葡萄は高地で栽培されており、農薬や殺虫剤があまり使用されず、大半のブドウはエコロジー栽培であるという。全生産の80%は赤ワインで、そのほとんどが国内で消費されているが、ここ数年輸出向けの高品質のワイン生産が伸びている。主な輸出先(2003年):米国(26%)、英国(19%)、ブラジルとカナダ(6%)、パラグアイとオランダ(5%)、デンマーク(4%)、そして日本は全体の2%である(年間66万リットルで0.5%のシェアを意味する)。
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